新元号「令和」について/異彩を放つ「菅官房長官」という存在
午前11時半から12時にかけて、新元号が発表された。私はテレビを見る習慣をだいぶ前に失ってしまっているので、ニコニコ動画の提供する公式生放送で確認した。新元号を把握したらばすぐにYoutube上に動画を投稿したかったので、発表の30分ほど前にはレギュラーカラーのドレスシャツに着替え、紺地に飴色の勾玉のようなものが施されたペイズリーのネクタイを締め、濃紺のセーターを着こみスタンバイしていた。そして、発表の時。スマートフォンをゴリラポッドに差し込み、インカメラの状態にし、パソコンではブラウザで生放送を観つつ、菅官房長官の登場を待っていた。
もしや安倍内閣総理大臣が、という一抹の不安もさることながら、しばらくすると菅官房長官がやってきた。どこか緊張した面持ちで、紺のスーツに薄青のネクタイを締め、壇上に立った。そしてしばらくすると、発表された。菅官房長官:「新しい、元号は、令和であります」といい、腕を斜めにし額縁を前に向けた。いわゆる小渕スタイルである。それを確認すると、生放送をミュートにし、動画を撮影した。そして編集ソフトに入れ、タイトルを付け、タグをつけてサムネイルを変え、投稿。かなり早いはずだ、と思っていたが、もうすでに先客が数名存在していた。いったいどんな技を使ったのか、私と同じ編集ソフトを経由して私よりも早いものもいた。
そして、いろいろと落ち着いたので説明欄の入力を開始した。一言に、私の信念を打ち込んだ。「元号廃止を議論すべき時」と。正直、新元号が「令和」である、だとか。発表の際に菅官房長官の顔が綻んだのが可愛いと女学生の間で話題、だとか、そんなことはどうでもよい。令和、自体はまぁいいのでは、と思っている。そもそも元号の意味なんかに興味はない。だが、問題はこの元号が令和と発表されるまでにいろいろと(悪い意味で)ありすぎた。その点はまたいつか記事にする。
●異彩を放つ「菅官房長官」という存在
さて、上の話でたびたび登場した「菅官房長官」。彼は安倍内閣総理大臣周辺では、かなり異端である。まず、彼の経歴簡単に見ていこう。
秋田県の農家の家に生まれる。
小中、そして秋田県立湯沢高等学校へ進学。卒業後は集団就職で上京。
上京から2年後に法政大学法学部政治学科へ入学。
卒業後は建電設備株式会社(現:株式会社ケーネス)へ就職。
.....いわゆる、日本に溢れるほどに存在している「官僚」としてはかなり異質の経歴の持ち主であろう。